経営者とは?そしてその役目とは?

企業において重要となるトップのポジションが「経営者」ですが、この地位に立つにはどんな方法があるのでしょうか。

まずこのポジションを表す表現としては社長であったり、法律上で言えば使用者とも言われています。

またCEO(最高経営責任者)という言葉も近年は良く耳にします。

その言葉のどれもが企業の経営上の責任を持つ立場というのが共通しており、会社や事業所にとってのトップを担う大事な役割です。

このポジションに立つ経緯や方法はいくつかありますが、代表的なパターンとしては元々は一般社員であった者が、出世を重ねていきトップになるという経緯があります。

社員(もしくはアルバイト)から徐々に実績を積み重ねて認められていき、部長や重役という役職を経て経営者やCEOになる流れです。

高い実力や仕事の努力も必要となり、段階を重ねて出世していくには期間も長くかかりがちですので、年配者クラスのトップも少なくないでしょう。

しかし同族経営の会社などであれば、トップ経営者の親族が後継者となるケースも見受けられますので、この場合は若年層となる事も特徴です。

そして出世を経てトップとなる以外のケースとして、外部から雇われる経営者という存在もあります。

おおむね一部上場などの大企業で導入されているシステムですが、この場合実質的なトップはオーナー側になる事もあり、重責が少なくなる事の反面で権力も大きくないケースがあるでしょう。

しかし社内での人事出世ではなく、外部という第三者から招き入れる事で、多角的な視点で経営を見る事にも繋がり、企業の活性化にも影響するというメリットがあります。

その他いわゆる個人事業主の方も、立場的にはその事業や会社のトップで経営責任者だと言えます。

小さい事業所や会社であっても、会社の最高責任者ですので大企業同様に多くの判断や重責が求められるでしょう。

 

経営者に必要な能力

近年では会社を起業する事は以前と比較して容易になっていますので、経営を始める方も増加していると言われています。

中には複数の会社を経営する場合や、学生や副業として起業しているパターンも見受けられています。

これらのいずれの場合でも企業の最高責任者であり、経営方針の正しい見極めや従業員を指導する能力も求められる事が特徴です。

責任者の戦略によって企業の成長を左右しますし、会社として重要な利益の向上にも繋がります。

経営責任者としてやるべき事は実に幅広く、戦略や方針を決定する以外にも多方面にわたって存在します。

まず大きな部分としては会社の資金繰りが挙げられますが、経営していくには運営資金のやり繰りが必要不可欠で、責任者の能力が大きく関わってきます。

ここを失敗してしまうと会社の存続自体が危険になる他、従業員達にも影響を与えてしまいます。

そして経営責任者というのは従業員の能力を正しく判断して、適材適所に配置する能力も必要でしょう。

例えばスポーツの世界でも同様に、責任者でもある監督が選手の個性やポテンシャルを把握して、効果的に起用する事が勝利にも繋がります。

会社組織であれば経営責任者が監督として従業員を見極めながら、有望な人材として育成していくのも望ましいでしょう。

責任者が1人で全て背負い込む事は負担ともなりますので、大規模企業であればコーチ的な存在となる部下に担当してもらう方法も得策です。

 

責任が過大にあるのが経営者

会社にとって社員は重要な存在ですので、働きやすい環境を整える事も責任者の仕事の1つです。

福利厚生面でも充実を目指しながら、環境改善していく事で業務の効率化も期待できます。

従業員のパフォーマンスが発揮されて生産性が向上する事によって、必然的に業績のアップにも繋がっていくでしょう。

労働環境の問題は社内で完結するだけではなく、業界全体の流れや動きを見る事も必要となります。

同業他社の待遇や環境を参考にしながら、近年叫ばれているコンプライアンス体制も整える事がトップの役割でもあります。

このように会社や事業所の全体の責任を担うのが経営責任者ですが、会社の黒字経営があってこそ成り立つと言えるでしょう。

そのためにも経営上の管理を徹底して、利益率をアップさせる事も重要です。

特に中小企業の経営は難しいという指摘もありますが、実際に全体の7割程度の中小企業が赤字経営となっているデータもあるようです。

中小企業は全体を見渡せる規模であるからこそ、それぞれの状況を的確に把握して会計管理や労働環境改善に繋げていくのが求められます。

その一方で大企業の経営面では全体を1人で賄うのは困難となりますので、有能で信頼のおける各部門の担当者を配置する事も必要です。

経営者という存在は責任を多く抱える分、孤独になりがちなポジションでもあるでしょう。

周辺の家族や部下という理解者との連携を大事にしながら、バランス良く仕事に取り組んでいく事が良い経営にも直結し、会社の成長や利益に繋がって行くかも知れません。

最終更新日 2025年7月8日 by kikuch